2019/09/13
V7シリンダーヘッドのベースガスケット交換。
V7ストーンのお客様、両方のシリンダー・ヘッドとシリンダーのあわせ部分から
オイルがにじみ出ていましたので、車検と同時にガスケットの交換を行いました。
通常使用している範囲では、エンジンオイルが垂れてくるほどではない様子ですが、
やはり気になるところではありますし、ほっておいて治るものでもないので今回
交換することになりました。
シリンダー・ヘッドを外した後、合わせ面に残ったガスケットの残りカスをスクレーパーで
はがし落してから、仕上げに合わせ面をオイルストーンで磨きます。
シリンダー・ヘッドを開けたついでにピストンやシリンダー・ヘッドに着いた
カーボンをスクレーパーやワイヤーブラシを使って掃除します。
走行距離が30,000㎞を超えているのでピストンやシリンダーヘッドの
カーボンの堆積はこのくらいで普通でしょう。
この後新品のガスケットを取り付けてシリンダー・ヘッドの組み立て、バルブクリアランスの調整、
ヘッドボルトを規定のトルクで取り付けた後試運転をして確認、後日車検に持ち込み無事合格しました。
モトグッチはいわゆる「腰上」(シリンダーヘッド、シリンダー、ピストン)に関する整備は
エンジンを車体から降ろさずにできる上、シリンダーの位置がちょうど良いので作業が楽にできます。